このカテゴリーではメタバース会議に使えるサービスを詳しくご紹介していきます。
まず最初に紹介するのはメタバースという言葉が再認識されるきっかけとなった、Horison Workrooms(読み方はそのままで、ホライズン・ワークルームズ)です。
Horison Workroomsとは
社名がMetaに変更したFacebookがスタートさせたサービスで、メタバース会議を開催するためのコンテンツが提供されています。
どんなコンテンツなのか、少し見ていきましょう。
仮想現実=Virtual Realityという世界観
Horison Workroomsとは、あのFacebook(現在はMeta:メタと会社名を変更)が始めた、VRサービスのひとつのことです。
VRとは仮想現実=Virtual Realityのことです。つまり現実とは違う世界をデジタル技術を活用して作り上げて、それをサービスとして提供しているというわけです。まだ、なんのことだかピンとこないかもしれませんね。では少し以下のイメージを見て下さい。
まずHorison Workroomsにログインすると、このようなデスクに案内されます。しかも、これって実は2次元の画面上ではなくて3次元。つまり、右を向いても左を向いても立体的に映し出されます。でも現実にあるわけではないんです。これは仮想現実、つまりデジタル技術を使ったつくられた世界なんです。
でもこの中で実際に仕事をすることができるんです。それがHorison Workroomsというサービスです。なんだかびっくりですよね。
WorkroomsはHorizonシリーズの1つのサービス
ところが実は、Horison WorkroomsはMetaが提供している仮想現実サービスのある1つのスタイルとの位置づけなんです。Metaが同時に開発を進めているHorizon Worldsというサービスがあります。こちらはまだベータ版で紹介制であるために一部のヒトしか使えませんが、とても自由な仮想現実が展開される予定です。そのためHorison Workroomsは、メタバース会議に特化したサービスだと言えそうですね。
それでは話題をHorison Workroomsに戻しましょう!
Horison Workroomsでできること
Horison Workroomsでできること、つまり代表的な特徴を3つ紹介してみましょう。
特徴1:どこにいても同じ場所にいる感覚をつくれる
ZOOMは違う場所でつながっていることが前提のシステムですが、Workroomsではちょっと感覚が違います。アバター経由とは言え、同じ場所を共有している感覚があります。そのため、ZOOMでは生まれない現実に近い親近感がそこにはあるんです。だからいっそのこと、オフィスはこれでいいんじゃないか、と思うほどです。いや、おそらく将来はこうなるんだと十分予想できます。だからこそ、現時点でそのメリットを感じとっているヒトと、そうでないヒトとでは情報の格差が生まれます。まずはこの感覚は新鮮であり、そして有効活用できると感じますが、体感したことがないヒトには伝えにくいですね、苦笑。
特徴2:レイアウトや雰囲気を変更可能
デジタル技術を活用した仮想現実の最大のメリットですよね。会議やミーティングの内容や参加人数に応じて、レイアウトや雰囲気を一瞬で変更することが可能です。いまのところ、近しい対面型や丸テーブルやセミナー形式のレイアウトが選べるのと、窓から見える景色が森の中や湖のほとり、あるいは都会的な場所の雰囲気を選択することができます。まるでZOOMの背景を選ぶように、デジタル環境ならではでの面白いところですよね。
特徴3:いつものパソコンをリモートで操作できる
なんと仮想世界の中にあなたがいつも使っているパソコンを映し出して、実際に操作が可能です。これ、驚きの機能ですね。もう少し詳しく話すとリモートデスクトップの機能があるということです。あらかじめ自分のパソコンにリモートデスクトップ用のプログラムをインストール・連携して起動させておけば、同じネットワーク内にあるVRゴーグルからをリモート操作できるというもの。仮想世界の中で自分の資料を見るだけでなく、それらを共有して説明したりプレゼンしたり、なんだったらセミナーや研修なんかもできてしまいます。いやー、ほんとに会議はこれでいいですよ。
特徴4:ホワイトボードが使える
左右のコントローラーを使って、ホワイトボードに文字や図表を書き込むことができます。コントローラー自身がでっかいのと、仮想のボードに設置した部分を描いていく仕組みなので、細かい描写は難しいかもしれません。ですが大きな字で書けば、まぁだいたい言っていることは把握可能ですので、意思疎通を図るには十分使えるアイテムとして使えます。いろいろと試行錯誤しながら、進め方を研究していきたいところですよね。
Horison Workroomsのまとめ
Meta(元Facebook)社が提供するHorison Workroomsを使って、どんな会議を進めることができるのか?ぜひ皆さまとアイデアを出しながら、研究を進めることができれば嬉しいですね。