メタバースとは何か?メタバースの基礎知識についてわかりやすく解説!

メタバースとはいったいどんなものでしょうか?facebookが「META」という会社名に変更したり、マイクロソフトが新たにサービスを開始したり、youtubeもメタバース参入を宣言したりと、ここ近年で注目を浴びているメタバースという言葉。あなたはおおまかにでも把握できていますでしょうか?

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/businessman-g_1-300x300.png

・いろいろ調べてみたけど今いちわからない
・なんとなくわかるけど説明はできない
・具体的にどんな役に立つのかしりたい

そんな思いがあるヒトにとっては少し理解が進む情報となるように書き進めていきたい思います。では、読み終えるまでのお時間、しばらくお付き合いくださいませ。

メタバースとは何か?

メタバースを今もっとも把握しやすいのは以下のイメージ図だと思います。

これって実はFcebookがベータ版として提供しはじめた、メタバースコンテンツなんです。

近年、コロナ禍の影響もあってテレワーク、つまりWeb会議のシステムを使って打合せをしたり、会議をしたりすることが一般的になってきました。

でもそれらはほとんどが現実の参加者をカメラで撮影してそれを共有しています。これに対して、メタバースの世界ではアバターと呼ばれる仮想のキャラクターを作成し、仮想現実に登場して他の参加者とコミュニケーションを取ることができるんです。

またこの仮想現実の世界では、PCのディスプレイの2次元だけでなく、VRヘッドセットを使って3次元の世界でもいろいろとアクションを取ることができるんです。なんだかSFの世界観ですよね、笑。VRヘッドセットとは以下のようなデバイスを言います。

メタバースデバイス

メタバースデバイス(例) 「Oculus Quest 2」のVRヘッドセット本体とコントローラー

これはOculus Quest2 という製品で、2014年にFacebookが買収した会社が製造しています。

このデバイスを装着すると、視界に入るすべてが仮想世界となるので、まるで自分自身が仮想世界の中に飛び込んだかのような状態を体験することができます。

ユニバーサルスタジオジャパンでもこのVRヘッドセットを使ったアトラクションが有名ですよね。同じ設備環境でコンテンツを入れ替えることで、まったく別の楽しみ方ができる先端システム。同様な体験がこのデバイスを使うことで得られるわけです。すごい時代になったものです。

もちろんfacebookだけでなく、今後いろいろな企業がこのメタバースを活用したサービスを展開していくことをコミットしています。まさにこれからな技術ですね。

メタバースという言葉の意味合い

では、このメタバースというあまり聴き慣れない言葉はどんな意味合いがあるのでしょうか?まずは以下の2つの言葉の意味を見て下さい

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

メタ=meta:超える
ユニバース=universe:世界

メタという言葉は、ある世界から超越した世界、つまり次元が異なる高次元の世界という意味合いで使われることがあります。例えばメタデータと言う言葉は、データについてのデータという意味であり、例えばスマホで撮影した画像データのファイル名や作成年月日、撮影場所などの付属情報をメタデータと呼びます。

同じ意味で、我々が生活している実際の世界に対して、それと次元が違う世界=メタバースがあるとの表現だというわけです。

実はこの言葉は、ニール・スティーブンスン氏が書いた『スノー・クラッシュ』という小説の中の仮想世界のことを、メタバースと呼んだのが最初だったとのこと。

ただし現時点で正確な定義はされていないのが現実です。なので言うなればメタバースとは『インターネット使った仮想現実でコミュニケーションがとれる世界』ということができるでしょうか?

メタバースが注目される理由2

ではなぜいま、メタバースに注目が集まるようになったのでしょうか?その背景について整理してみましょう。

メタバースを支える技術

なんと言ってもメタバースに関連する技術が発達してきたことが挙げられます。

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

技術1:通信速度の高速化
技術2:ディスプレイ解像度の拡大
技術3:ブロックチェーン技術の進展

この3つの技術について、理解を深めるためにもう少しだけ補足してみましょう。

技術1:通信速度の高速化

これはもうほとんどの方が感じているとおり、凄まじい発展を遂げていますよね。

モバイル通信では5Gが本格展開されており、Wi-Fi規格もWi-Fi6までバージョンアップが繰り返されています。比較してみますと3G:384kbps→4G:150Mbps→5G:10Gbpsと、iPhone3Gが発売された2008年から5G通信が開始された2020年までの12年間でなんと2万5千倍、またWi-Fi4:600Mbps→Wi-Fi5:6.9Gbps→Wi-Fi6:9.6Gbpsと、同様に13年間で1万6千倍もの進化を遂げています。すごい、すご過ぎます。

技術2:ディスプレイ解像度の拡大

こちらも飛躍的に技術進化が速いですよね。テレビで比較するとフルハイビジョン=200万画素が2004年、そして4K=830万画素は2013年、8K=3300万画素は2017年に対応テレビが発売となっています。

8Kのテレビが発売されてもう5年もなるんですね。

あのiPad Pro 12.9インチ第5世代に採用されているLiquid Retina XDRディスプレイでさえ560万画素レベルなので、8Kのスゴさが想像できるでしょうか?

もちろん高性能ビデオカードは8K対応で、その処理速度を競っているくらいですよね。

技術3:ブロックチェーン技術の進展

そして最後がこのブロックチェーン技術の進展です。ブロックチェーンは簡単に言うと、情報を記録するデーターベース技術の1つ。ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それを鎖=チェーンのように連結してデータを保管する技術のことです。

このブロックチェーンは、同じデータをネットワークでつながった複数のパソコンで相互連携的に分散して管理していることが特徴的で、データの改ざんができない仕組みとなっていることから、仮想通貨(暗号通貨)で採用されたことで有名になったデータ管理技術です。

この技術があることで、このメタバース上での取引の安全性が確保されるため、仮想世界の中での市場形成が期待されている、というわけですね。

メタバースが注目され始めた流れ

実はメタバースって最近生まれたイメージがありますが、実はもともとは2006年頃に流行していたんです。その代表的なサービスが『セカンドライフ』です。

このサービスは仮想世界の中で、自分が決めたアバターとなって歩き回ったり、他のユーザーとコミュニケーションを取ることができました。また、このサービス内でのみ売買できるリデンドルという仮想通貨があったことから、仮想世界の中の土地の売買などで話題になり、ビジネス雑誌にも取り上げられたほどでした。

また個人だけではなく、IT企業や自動車メーカー、金融機関などがこの仮想世界の中で新商品の発表会を実施したり、プロモーションを実施しているほどの盛況ぶりでした。

ところがこのブームはユーザー数が伸び悩み、数年で終わってしまったのです。理由は使い勝手が悪かったからです。ほとんどのユーザーにとっては通信速度やパソコンの性能が足りず、またプロモーション先行で面白くなくなってしまったからです。ちなみにセカンドライフはまだちゃんとバージョンアップを繰り返しながら、現在もサービスは継続されているようです。少し安心しましたでしょうか、笑。

さてそして昨年、メタバースが再注目を浴びることになりました。それは、Facebookの創業者:マーク・ザッカーバーグがメタバース分野への巨額な投資を進めると同時に、この言葉を多用しはじめたからです。理由は明確です。前述した3つの技術の進展によって、使い勝手が飛躍的に向上すると共に、誰でも簡単に使えるようになったからです。

セカンド・ライフは期待先行で終わってしまいましたが、技術が進展した現代であれば、十分今後の市場形成に期待が持てるというわけです。その証拠に、マイクロソフトもグーグルも投資を加速しています。

そして現在ではDX(デジタル・トランスフォーメーション)というキーワードが注目を浴びるほど、デジタル技術の仕事への応用が期待されています。『需要と供給』。サービスの提供側の環境整備と、それを選択する側のニーズ盛り上がりのどちらもが進んでいるわけです。

だからこのメタバースをどう活用できるか?についてお伝えするこのサイトの必要性が高まったというわけです。

メタバースの役立つ使い方

ではメタバース技術がどう使われているのか?その役立つ3つの使い方を見ていきましょう。

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

メタバースで会話する
メタバースで資料を見る
メタバースでホワイトボードを書く

想像がつくでしょうか?ではもう少し補足してまいりましょう。

メタバースで会話する

ワークスルーム

話す@ワークルームス

今はコロナ禍がきっかけでテレワークが一般展開され、ZOOMなどのオンライン会議が当たり前になってきました。メタバースでは仮想空間で自分で設定したアバターが、あなたの代わりに会議に出席します。そして前述したVRヘッドセットで参加すれば、まるで同僚が隣にいるかのような自然な感覚でいつもと違ったコミュニケーションを取ることが可能です。

たとえばいつもは現場で仕事にしている状態から、会議室に集まってその現場の課題について話し合うように、リアルな世界から少し離れて現場を俯瞰しながらあるべき姿=ゴールについて議論できるわけです。しかも実際にはかなり離れた場所にいながらも、一瞬で距離を縮められます。

仮想空間内の場所に合わせて自動で音量が調整される仕様になっているので、本当にそこにいるような感じで対話に集中できます。本当に不思議なのですが、実際に体感してみればその自然な感覚はわかっていただけるかと思います。

メタバースで資料を見る

ワークスルーム

見る@ワークルームス

ゲームにおけるメタバースの臨場感はすごいものです。その中で、いつも使っているパソコンの画面を仮想会議室で閲覧することもできます。

また対応キーボードであれば、VR内に持ち込めることができますが、まだ3タイプしか対応しておらず、現実的にはブラインドタッチができないと快適にPC仕事はできません。逆に言えばブラインドタッチができるなら、VRヘッドセットに内蔵してある4つのカメラ経由で実際のキーボードを操作できるので会議中でもどんどん資料作りを進めることも可能です。

一方、VRヘッドセットを持っていないユーザーも招待できるので、通常のオンライン会議のようにカメラを使って会議に参加ができます。

メタバースでホワイトボードを書く

ワークスルーム

書く@ワークルームス

ホワイトボードにアイデアを書き出し、プレインストーミングを行うことができます。これはコントローラーの下部をマーカーのように操作することで自然と書くことができます。

また、書き留めた内容はVRに戻っていつでも見返すことができますし、いつでもネット上にエクスポートすることもできます。逆に自分の書いたメモを仮想会議室の中で黒板に映し出し、参加者に共有することも可能です。

複雑な図形を描くことはできませんが、重要な箇所に線を引いたり、丸を付けたり、簡単な図形を描くことは十分可能です。これは体験してみたくなりますよね。

メタバースを使うメリットとデメリット

このように先端技術が集積したメタバースですが、活用する時のメリットもデメリットも存在します。メタバースの理解を深めるためにも、どちらについても解説を進めてまいりましょう。

メタバースを使うメリット

メタバースを使うメリットは以下の3つに整理できます。

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

メリット1:どこでもドア的に使える
メリット2:仮想と現実をミックスできる
メリット3:気軽に新たな価値を創造できる

どういうことか?もう少し噛み砕いてみます。

メリット1:どこでもドア的に使える

VRヘッドセットを使えば、どこにいても隣にいる感覚で対話ができるので、本当にどこでもドア的に使えます。

たとえば北海道と九州と大阪と3か所から参加したメタバース会議だったとしても、まるで本当に近くにいるようにコミュニケーションが取れるので、対話感も自然です。つまり実際に会っているように話し合いが可能になる、というわけです。

またこれを新サービスとして活用するなら、緊急事態宣言中であっても気軽に旅行ができたり、素晴らしい景色をリアル感満載に堪能できたり、実力派歌手が至近距離で歌ってくれるような体験を提供することが可能になるんです。もうこれって、仮想的などこでもドア、ですよね。

メリット2:仮想と現実をミックスできる

仮想世界で新鮮な世界を堪能しつつも、現実に仕事を進めているコンテンツとをミックスできるメリットを享受できます。

たとえば今はやっているワーケーションのように、旅行に行きつつ仕事を進める新鮮な働き方が、このメタバースでは可能になります。だって、沖縄でも雪の北海道でも移動時間も経費もかけずに行けちゃうわけですよ。そんな環境下でいつものメンバーと会議をする。

しかも現実にさっきまで作成していた資料づくりの続きを仮想空間の中で話し合いながら完成させることができるなら、最高の企画ができそうな気がしませんか?笑

メリット3:気軽に新たな価値を創造できる

さらには気軽に新しい価値をつくることができます。

いつも提供しているサービスを、このメタバース環境で提供するだけで、受ける側はむちゃくちゃ新鮮に感じるはずで、この不思議な体験をセットにするだけでもう新しいサービスに感じちゃうはずですし、実際に新しいですよね。

もしメタバース内で新たな市場形成が可能になっていくならば、なおのこと先行した算入は競争環境の中では有利に働くはずですよね。そのため多くの業界でメタバース適応がビジネスとなり得ます。アイデア勝負。あなたなら何をはじめますか?

メタバースの注意点やデメリット

以上のようにメタバース導入におけるメリットもたくさんある一方で、もちろんデメリットも存在しています。主なデメリットは以下のとおりです。

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

デメリット1:導入への準備が必要
デメリット2:セキュリティリスク対策が必要
デメリット3:仮想空間への依存リスク

デメリット1:導入への準備が必要

メタバースを始めるためにはいろいろと準備する必要があります。

まずVRヘッドセットや必要な性能を持つパソコンを購入したり、それらのセッティングをしたり、また関連サービスに申し込んだり、その経費が必要になったり。手間と資金が一定程度必要になってきます。

何が必要になって、どのようなセッティングが必要になるのか?それは別途、解説をしていきたいと考えていますので、もうしばらくお待ちください。

デメリット2:セキュリティリスク対策が必要

次にセキュリティリスクへの対策が必要となること。

多くのオンラインサービスは新たなアカウントやパスワードを設定し、管理する必要があります。もちろんメタバースも同様です。ですが今後、新たな市場形成を検討する場合には、仮想通貨などの決済手段を持つサービスを使う可能性もあります。そのため、それなりにセキュリティ面の決め事=ルールを設定しておく必要があります。

なんとなくはじめて、なんのルールも設定していないと、想定できたはずの対策をせずに事業としてのリスクを生み出すことにつながります。そのためご面倒でも、信用できるヒト達でセキュリティ面でのリスクを洗い出したうえで、対策を施したルール設定を進めたください。

デメリット3:仮想空間への依存リスク

再度のひとつは仮想空間への依存リスクがあることです。

我々は人間です。人間ですのでどうしても自然で面りな対話感覚に慣れてしまうと、この没入感の深さにハマってしまう危険性がつきまといます。

まさか、と思うかもしれませんが仮想空間はあくまで仮想空間です。その認識をしっかり持ちながら、ゆめゆめ忘れることのないようこの便利なツールを使いこなしていきましょう。

メタバースを使った有名なサービス

ではメタバースを使った有名なサービスを3つ紹介していきましょう。

https://meta-media.jp/wp-content/uploads/2022/03/博士-e1646540577703-300x300.png

Workrooms / Meta(Facebook)
Mesh for Teams / Microsoft
メタバースオフィス RISA / ㈱OPSION

Horizon Workrooms / Meta(Facebook)

horizonworkrooms

Workrooms / Meta(Facebook)

最初はMetaに社名を変えたFacebookのサービス Workrooms です。

これはどこにいたとしても、それぞれ自身が作成したアバターが仮想スペースに集まることによって、一緒に仕事ができる仮想空間上の会議室です。まだまだ発展途上ではありますが、さまざまな機能が装備されています。

同社のVRヘッドセットであるQuest 2を持っているヒトは無料でインストールできます。一方、持っていいない人も仮想世界上の動画チャットゲストとして会議に参加できます。この場合、一般的なオンライン会議システムに似た画面が仮想世界の会議室に表示される形式です。

今後、ますますの機能装備を期待したいサービスですね。

Mesh for Teams / Microsoft

Mesh for Teams

Mesh for Teams / Microsoft

あのエクセルやワードで有名なマイクロソフトが昨年11月からサービスを開始したメタバースサービスです。

マイクロソフト版のオンライン会議システムであるTeamsにMeshと呼ぶアバター化機能を拡張させたバージョンであり、オンライン会議にカメラ参加したくない場合に自身の2D/3Dアバターで参加することが可能になるものです。

これによってMeta社のHorizon Workroomsと同様な機能を装備できるという、マイクロソフトの定番ソフト群:Officeユーザーの囲い込みを狙ったサービス展開です。ただしパワーポイントを普通に使いながら編集できるなど、将来的にOfficeソフトとの連動が期待できるところが魅力ですね。

メタバースオフィス RISA / ㈱OPSION

さて、最後はちょっとコンセプトは違いますが、2Dアバターですが仮想オフィスを実現できるメタバースサービスです。

このサービスでは、ワンクリックするだけで音声通話が自動接続されてより簡単に会話ができます。また出社の時のように相手のステータスが見えるので『今話せるのか』『席にいるのかいないのか』などの状況がひと目でわかります。

また操作が簡単なので、直感的に使えるところも魅力のひとつ。有料ではありますが月額1万円と安いので導入しやすいと思います。手軽にメタバースを使ってみたい職場なら、有力な選択肢のひとつになること間違いなしですね。

まとめ メタバースとは何か?

これまでのパソコンやスマートフォンなどのデバイスが中心だった通信環境だったが、飛躍的に高度化が進んで技術革新によってメタバースの将来性がぐぐっと高まってきました。今回の記事を読み進めたことによって、その可能性について少し理解を進めていただいたならありがたいです。

では、これらを踏まえてメタバースの導入方法について、説明を重ねていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

TOP